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zoom RSS 赤坂居酒屋 大阪駅で対決「三越伊勢丹VS大丸」、買うならどっち?

<<   作成日時 : 2011/07/02 10:11   >>

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日経トレンディ6月号(5月2日発売)では「大阪駅・東京駅 活用マップ」と題し、東京、大阪、名古屋など、各地の主要な「駅ナカ、駅ソト」が激変している様子を特集している。なかでも、この5月に大きく姿を変えたのが大阪駅だ。
5月4日、JR大阪駅の商業施設「大阪ステーションシティ」がグランドオープンした。

 今回開業したのは、駅の北側に建設された「ノースゲートビルディング」だ。核テナントは大阪初進出となる百貨店「JR大阪三越伊勢丹」と、JR西日本グループが運営する女性向けのファッションビル「ルクア」(ルクアの詳細リポートはこちら)。そのほか、シネコンの「大阪ステーションシネマ」、「コナミスポーツクラブ グランサイズ大阪」などが出店している。

 一方、駅の南側には、従来からの駅ビル「サウスゲートビルディング」があり、一足早く4月19日に増床・リニューアルオープンした。こちらの核テナントは「大丸梅田店」と「ホテルグランヴィア大阪」。つまり、大阪ステーションシティの中には2つの百貨店があるわけだ。

 この2つの百貨店は、駅ホームをまたぐ「時空(とき)の広場」でつながっており、往来は容易だ。それだけに、両店はそれぞれ「個性」を鮮明に打ち出して、客の争奪戦を繰り広げている。では、どう使い分けるべきなのか。実際に売り場を回ってみた。

ブランドに頼らず、自主編集売り場に軸足

 三越と伊勢丹が経営統合してから、初のダブルネームでの出店となった「JR大阪三越伊勢丹」。ファッションに定評がある伊勢丹と、伝統があり和服や美術品に強みを持つ三越がどのように融合しているのかが気になるところだ。

 まず、今までの百貨店と大きく異なるのが、有名ブランドの大型ショップがまったく入っていないこと。大阪駅周辺の梅田地区には大丸梅田店のほかにも阪急百貨店うめだ本店と阪神百貨店梅田本店があり、主要なブランドはすでに押さえられているからだ。最後発の弱点と言える。

 それをカバーするのが、百貨店が独自に売り場を作る「自主編集売り場」だ。伊勢丹は東京・新宿店で、数々の自主編集売り場を成功させてきた実績を持つ。それを大阪にも持ち込んだ。

 代表例が8階、9階を占める「イセタン メンズ」。8階のテーマは「仕事」。いわゆる“できるビジネスマン”をイメージさせる商品がずらりと並ぶ。洋服、ネクタイ、ベルトや財布などの革小物はもちろんのこと、ライカのカメラやシガーまでがそろう。シガーの吸い方やたしなみ方を体験できる「レジデンスカフェ」まである。

 一方、9階は「遊び」がテーマ。カジュアルな服やスポーツ用品が並ぶ。実際に遊ぶことができるのもこの売り場の特徴。シミュレーションゴルフは試打だけでなく、時間単位で借りることが可能。何人かで集まり、実際にコンペもできる。その向かいにはジュースバーもあり、「奥さんが買い物をしている間に、男性にはここでくつろいでもらう」(運営するジェイアール西日本伊勢丹)のが狙いだという。

 3階の婦人服売り場では、30代女性をターゲットにした自主編集売り場「リ・スタイル」を設置。国内外のデザイナーブランドをセレクトして販売する。また、同じフロアでは大阪のFMラジオ局「FM802」のアートプロジェクト「digmeout(ディグミーアウト)」と共同企画したギャラリー「DMOARTS」を展開。9800円という手ごろな価格で、若手アーティストの作品を販売している。

 地下1階は、女子大学生向けに「かわいい」商品を取りそろえた「イセタン ガール」。百貨店とは思えない、独特の雰囲気の売り場だ。新宿店に続く2号店だが、新宿にはないカフェを新たに開発した。

 これまで紹介してきた売り場は、どれも伊勢丹が得意とする分野。唯一三越らしいフロアなのが6階の呉服、美術・工芸売り場だ。普段着物などには縁がない人でも、和食器など和のある暮らしを提案する「室礼(しつらい)」コーナー、茶道・書道・着付けなどを学べるサロン「学美庵(まなびあん)」などは気になるところ。フロアの西の端にある美術画廊はさすがに敷居が高いが、その手前にある「アート解放区」には、面白い現代アートが展示されている。

 地下2階の食品売り場では、月替わり、週替わりの企画が充実する。「パーティーチューン」は、毎月のテーマに合わせて総菜や和洋菓子、酒類、イートインを複合的に展開するコーナー。「フードコレクション」は店が毎週入れ替わる。

“よそゆき“な三越伊勢丹に対し、“普段づかい”の大丸

 JR大阪三越伊勢丹の店内を見て感じたのは、「百貨店の本質を取り戻そうとしている」ということだ。かつて、百貨店は憧れの対象であり、トレンドの発信源だった。自主編集売り場やアートに力を入れることで百貨店の復権を目指しているように思える。

 それとは真逆のアプローチで来店客を増やそうとしているのが、JR大阪駅のホームを挟んで反対側にある大丸梅田店だ。

 増床に伴い、大丸梅田店が誘致したテナントは、東急ハンズとユニクロ、ポケモンセンターにトミカショップ。百貨店は敷居が高いからと敬遠しがちなファミリー層、若年層を呼び込む狙いがある。これらのテナントを高層階の10〜13階に配置することで、上から下への客の流れを作り、百貨店の売り場へも立ち寄ってもらおうというのだ。

 客層の拡大に対応すべく、百貨店の売り場作りも大きく変えている。ここでも登場するのが自主編集売り場。しかし、伊勢丹とは方向性が異なり、これまでの百貨店では取り扱ってこなかった、若干価格が低めのブランドを取り扱うようにしているという。

 例えば8階の紳士服フロアでは、スーツ、シャツ、ネクタイなどが、ブランド別ではなく価格帯で分けて陳列されている。自分の予算に合った商品をすぐに見つけられる。しかも、3本で5040円のネクタイなど、低価格商品も多い。

 10階の子供服フロアの「ホッピンキッズ」では、約半数のブランドが、百貨店では初めて取り扱う安めのブランドだ。Tシャツの平均価格は、従来の4900円から2900円に抑えたという。

 4階では、25ブランドをずらりと並べた関西最大の肌着売り場「オー・ランジェリーゼ」を展開。百貨店ではこれまでコンサルティング販売が中心だったが、ショッピングセンターやファッションビルで一般的な、客が自ら商品を選ぶ雑貨感覚の売り場に変えた。アモスタイルが百貨店には初出店するなど、ブランドの幅も大きく広がっている。

 地下1階と2階の食品フロア「ごちそうパラダイス」も、買いやすい価格のスイーツや総菜が充実する。行列が絶えない「りくろーおじさんの店」は直径18cmのチーズケーキが588円。「メンヒェングラードバッハ」のバゲットエクレアは長さ26cmで210〜262円だ。大阪の人気ギョーザ店「民民(王へんに民)」や定食チェーン「まいどおおきに食堂」の弁当店など、庶民の味がそろう。

 このように、大丸は既存の延長線上ではなく、新たなタイプの百貨店を作ろうとしている。

 売り場を見ていて楽しいのはJR大阪三越伊勢丹だが、高額商品も多く、そう簡単には手が出せなさそう。一方、大丸梅田店は気軽に買えるものを多く取りそろえている。休日は両店をはしごする人が増えそうだ。

 日経トレンディ6月号(5月2日発売)では、大阪ステーションシティ以外でも新施設のオープンやリニューアルが続いている「新・大阪」の全貌や、やはりリニューアルラッシュになっている東京駅の特製マップなど、主要都市の駅ナカ・駅ソトの最新事情を掲載している。

(文/佐藤 嘉彦=日経トレンディ、写真/水野浩志)


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